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クライストチャーチの大地震

ニュースで目が覚めた。

ニュージーランドの南島、クライストチャーチで4日マグニチュード7.1の大地震が発生したという。

知人が翌5日からクライストチャーチへ遠征撮影のため飛ぶことになっていたからだ。同市では非常事態宣言が発令され、空港も閉鎖。幸い死者は出なかったものの、街の一部では家屋が倒壊、電力はかなり復旧したようだが、水道の復旧にはまだかなり時間がかかるという。この状態でクライストチャーチに飛ぶことは、大きなリスクを伴う。週末で現地の詳しい情報を得るのも難しいなか、知人がどういう決断をしたかのか心配で、思わず携帯にメールを送る。

地方に住むその知人が地震発生のニュースを聞いたのは、出発のわずか1時間前だったという。今日中に成田空港周辺のホテルに前泊するため、まさに出発直前のこと。航空券を手配した旅行会社に電話をするも休日でつながらず、現地の詳しい情報も入ってこない中で、知人が出発直前に出した結論は、渡航の中止だった。

大英断だ。

おそらく、明日のフライトは問題なく飛ぶかもしれない。しかし知人は到着後からの混乱を察しリスクヘッジした。

残念ながら旅行会社からは、5万円近いキャンセル料がチャージされることになったという。しかし、僕は知人のこの判断を素晴らしいと思っている。誰にでもできることではないからだ。日本人はついつい「まぁ、行ってしまえばなんとかなるだろう」と考えがちだが、情報の入手が困難な街に入ることほど無謀なことはない。

知人から携帯メールが入った。

「くやしいので、近くの高原まで車を飛ばし、今この夏一番の天の川を眺めています。」

かっこいいぞぉ!

忘れたくてもわすれられない感触

とっぷりと日が暮れた国道158号線を、富山から松本にかけて走っていた時のことだった。

安房トンネルを抜け、街頭のない真っ暗な道を車で飛ばしていると、車のライトが照らすその先を、すーっと2つの黒い物体が横断した。道の反対側まで来ると立ち止まり、こちらに4つの目を向けていた。

近づくと、子狸だった。

同乗者と「カワイイねぇ」と交わしたまさにその直後、子狸の1匹が僕らの車に向かって走ってきた。

・・・ブレーキは間に合わなかった。

その瞬間、「ゴトン」という小さく鈍い音と共に、タイヤが何かを乗り越える感触がハンドル越しに伝わってきた。

僕が言葉を失っていると、助手席の彼は慰めるようにこういった。

「今のは石だったよね、たぶん」

そう、石だった。確かに石だった。

そう自分に言い聞かせてみるものの、「ゴトン」という鈍い感触は、僕が小さな命を一瞬にして奪ってしまったことを僕自身の身体に刻みこんでいた。

その時の気持ちを、僕はどうしても忘れることができない。避けられなかった。一瞬の事だ。

無理に避けて谷に落ちていたら洒落にもならない。

だけど、忘れたくてもわすれられない感触を僕の身体の中に残していった子狸のことを、僕は忘れないだろう。

些細な出来事だけど、とても辛い、ね。

今日の一枚

今日の一枚

上からは見ないでぇ~!の巻

横浜の海沿いの道を、真っ白な大型バスが走っていた。周りから見えるところは完璧にリペアされているのだが・・・

上空からの視線は、後回し。どうみても空港リムジンバスの払い下げを白くペイントし直しているのでは!?

予算厳しき折、皆様工夫されております。

いいんですよこれで。テレビ番組のセットも、見えないところは一切お金をかけませんから(笑)。

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