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機材

水中ブリンプ

HDVが登場以来、水中撮影も大きく様変わりした。

それまでは、放送カムコーダ用の巨大なステンレス製水中ブリンプが必須だったからだ。機材の予算もかかるが何より多くのスタッフを必要とする。そのため水中撮影は高価な特殊撮影とされてきた。

HDV、特にSONYのZ1Jが登場して状況は一変した。小型のブリンプが各社から発売され、カルネを持たずに多くの水中カメラマンが南国の海へと飛び立って行けるようになったのだ。放送用のカムコーダーと置き換わったとは言わないが、少ないスタッフと機材で撮影できるということは、それだけ多くの時間を海の中で過ごすことにもつながる。自然相手の撮影は、なにより待つことが一番の仕事。海中で過ごす時間が多くなることは、それだけチャンスに遭遇する機会が多くなるということだ。自然相手の撮影は、その時まさにそこでカメラを回していなければなんの意味もない。

プロ機材と民生機材のボーダレス化が進む中、水中撮影の世界でもそんな一面を垣間見ることができる。

カラーポジフィルム コダクローム生産中止(Kodak Kodachrome)

オフィスの防湿庫には、今もなおいくつもの銀塩カメラ機材が収納されている。何台もの35mm判一眼レフカメラはもちろん、中判の645や67、そして大量のレンズ群・・・。

雑誌や書籍、プラネタリウム番組などの仕事で活躍したそれら銀塩カメラ機材たち。メーカーのオーバーホールを終え、開梱することなくビニールを被ったまま眠っているカメラもある。もちろん、今は彼らの活躍する機会は皆無だ。2年前の仕事を最後に、防湿庫の肥しと化してしまった。

そして冷蔵庫には、様々なリバーサルフィルムが防湿ケースに入ったまま眠っている。使用期限をすぎてしまったものばかりだから、眠っているというよりも、もはや死んでいる状態といえるかもしれない。それでも捨てられないのは、銀塩カメラのメンテナンスで使用することを考慮してのこと、だ。

リバーサルフィルムといえば、フジクロームとコダクローム。2大勢力を仕事によって使い分けてきた。フィルムのすべてはプロラボで購入する。エマルジョン番号を管理するためだ。デジタル一眼レフ世代のカメラマンには、もはやなんのこっちゃという話題だ。

6月22日、コダックが外式ポジフィルムのコダクローム生産を中止することを発表した。

DAWの登場でレコーディングスタジオからオープンリールテープが完全に消え去ったように、銀塩カメラがすべてデジタルカメラに置き換わってしまう日が来るのは、そう遠くないのかもしれない。多種多様なフィルムの供給がされなくなれば、銀塩カメラは鉄屑同然となる。

リバーサルフィルムでの撮影は、独特の緊張感があった。撮影後、一目散にプロラボに駆け込み、2時間で現像をあげさせ、ライトボックスでフィルムの仕上がりを確認するまでは気が気でなかった時代。すべてのプロカメラマンはこのなんともいえない緊張感の中で仕事をしていたはずだ。

なんだか年寄りくさい昔話のようでイヤなのだが、時代が置く変わっていく過程をその渦中で目にするのことは、なんとも言えずさびしいものだ。

さそり座 アンタレス付近(Scorpion Antares)

マウナケアの山頂で見上げる夜空。

瞬かない星空は、まるでプラネタリウムのよう。

ロケの合い間に、モバイル赤道儀TOASTをポケットから取り出して、シャッターを切る。

わずか数分間の露出で浮かび上がる無数の星と、宇宙空間に浮かぶ色とりどりのガス。

酸素が薄く呼吸は苦しいが、それでもまた次のシャッターチャンスに向けて、山道を登ってしまう・・・。

Canon EOS 5D MarkⅡ(ファームウエア公開)

フルHDムービーの撮影が可能なデジタル一眼レフカメラ 「EOS 5D Mark II」 。写真家だけでなくムービーカメラマンからの注目度も非常に高いカメラだ。

しかしこのカメラで動画撮影を試みようとすると難題が待ち受ける。それは、露出制御がフルオートしかできないこと。したがって仕事使うにはそれなりの工夫が必要だった。

フルオート撮影された動画素材は、編集時にいろいろと厄介なことが起きてしまう。写真と違い、映像は複数のカットを編集でつなぎ合わせることにより1本の作品に仕上げていく。フルオートで撮影された動画は、1カットとしてみればそれなりに美しく撮影できていても、露出設定がカットごとに変わってしまっては編集でつながらない。1シーンを構成するカットは基本的に同じ露出値で撮影されていなければならないからだ。したがって、EOS 5D MarkⅡを仕事で使う場合には、フィルターなどを駆使してフルオートでも同じ露出値を再現できるよう手間と時間をかけなければならなかった。しかしこんな撮影現場はありえない!(笑)

プロの現場では、フルオート設定で仕事をすることはほとんどない。稀に、マメカムやデジカムの定点撮影などではフルオートが使われることもあるが、いずれにしても撮影機材はマニュアル設定ができることが大前提。一見便利そうにみえるフルオート。露出はカメラまかせ、シャッターボタンを押しさえすれば実に美しい映像が撮影できる。しかしカメラマンに言わせれば、「おいおい俺にも仕事をさせろや!」ということになる。カメラマンの仕事はアングルを選ぶ以外にも重要な仕事がある。それが露出値や画質にかかわるパラメータ設定だ。これをカメラマン自身が決めずしていったいなにがカメラマンの仕事といえようか(笑)。

カメラメーカーでは、基本的には肉眼で見たままを画像化することを目指し、様々なオート機能を盛り込んでくる。それは正しい方向性だ。オートフォーカス機能もしかり。マニュアル操作とうまく併用できれば実に便利な機能なのだから。

しかし、カメラマンの仕事は、シャッターを押すことじゃない。頭の中でイメージした作品をカメラという機械をつかって具現化してナンボの世界。したがってカメラはカメラマンのために自由な設定環境を提供しなければならない。フルオート設定しかできなければ、極端な話、誰がシャッターを押しても同じモノしか撮れないことになるじゃんか!

これはいかん!! カメラマンはみな廃業だぁ。

っと脱線気味の話をまとめると。。。

今日、キャノンからニュースリリースが入った。それは、Canon EOS 5D MarkⅡによる動画撮影時に、マニュアル露出撮影ができる機能を追加したファームウェアを6月上旬に公開するというもの。

もう全国各地、いや世界中で机の上をこぶしでたたいて喜んでいるカメラマンやディレクターたちの笑顔が鮮明に浮かんでくる!ついにフルオートの呪縛からなんとか解き放たれるのだ!

マニュアル露出撮影の主な仕様は以下の通り。

  • ISO感度、シャッター速度、絞り数値が任意に設定可能
  • ISO感度設定範囲:Auto※1、ISO100〜6400,H1
  • シャッタースピード設定可能範囲(1/30〜1/4000秒)

6月上旬のファームウエア公開が待ち遠しいぞぉ!

地球 (THE EARTH)

FISH-EYE LENS(フィッシュアイレンズ)というのをご存じだろうか?

日本語では「魚眼レンズ」ともいうが、その名の通り魚の眼のように丸く中央部が飛び出したような形状をしており、180度の画角を映し出すことができるという特殊なレンズだ。

魚の眼玉が180度の視野を持っているかどうかは定かではないが、これの特殊なレンズは日常を非日常の世界として画像化ができる面白い機材なのだ。

この画像は、フィッシュアイレンズ(円周魚眼レンズともいう)をつけたEOS-5D MarkⅡで撮影した作品。ご存じない方には何をいったいどう撮ったものなのか見当もつかないだろう。撮影の仕方はいたって簡単。頭上の青空にむけてシャッターを押しただけだ。よく見ると周囲には海岸線や山並みが映っているのがわかるだろう。

難しいことはさておき、この魚眼レンズ(フィッシュアイレンズ)を空に向けると、なぜか「宇宙から見た地球」の姿に見えるから不思議だ。小さくすればするほど地球っぽさが増すこの不思議。青空だけでなく、黄昏時の茜色の空でも地球っぽく見えるからその謎は深まるばかりだ(笑)。

でも、この特殊なレンズは、使うのが大変だ。何をどう撮ればいいのか、とにかく経験がないと単なる円い写真で終わってしまうからだ。

アナタナラ コノレンズ デ ナニヲトル?

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