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星を見るときのマナー?

星空マナー講師⁉のイメージ画 公園や家のベランダなどから見る場合、それほど気にしなくてもよいことなのですが、そのうちもっとたくさんの星が見たくなって、星が見えると評判の場所に行くことになるかもしれません。

そういう場所をよく知っている星好きの人と一緒のときは、その人の指示(?)に従いましょう。もしそうでない人同士で出かける場合は、次のようなことを意識してみてくださいね。

そこが星好きの人たちが集まる星見のスポットだった場合、あなたが車で乗り付けたとたん、ギロッと睨む人がいるかもしれません。それどころか、場合によっては怒り出す人もいるかも!?

それはなぜかといいますと、星を見ているとき、まぶしい車のライトは本当に邪魔なものなのです。さらに、もし彼が天体写真を撮っていたのなら、あなたの車のライトが彼の作品を一瞬にしてパーにしてしまったのかもしれません。(一般的な写真撮影と違い、天体写真の撮影にライトなどの光は大敵なんです!)

ごく普通に考えれば…私有地でもない限り、これははっきり言って彼のワガママです。あなたが非常識なことをしたわけではありません。あなたは彼がどういう状況か知らなかったのですから。しかーし!彼にそんな事を言っても通じません。彼は今、大好きな彼女に告白しようとした瞬間に邪魔者が入ったような、そんな殺気だった心境でいるはずですから!

そんなときは、とりあえず「どーもスミマセン」と謝り、車のライトを消しましょう。星好きの人の間では、観測地では車のスモールランプだけで車を乗り入れるのが慣習なのですが、そのあたりはもちろん安全の方が優先です!無理はしないでくださいね。

さて、車を降りてもライト禁止は続きます

周囲に星を見ている人がいる場合、懐中電灯でむやみやたらにあたりを照らすのは厳禁です。

車から降りたばかりのあなたには、周りは暗く、何も見えないかもしれません。でも、そこで星を見ている人たちにとっては、懐中電灯はとてつもなくまぶしく、邪魔なものになってしまいます。撮影中のカメラをライトで直撃してしまったら、目も当てられません!

その場で少し休憩し、目を暗闇に慣らしてから動き出すと、周りの人にも迷惑になりにくいですね。電灯を照らす場合は赤いフィルターなどをつけ、必ず下に向けて使いましょう。

星見スポットでは、ときに天文マニアの常連さんに邪魔者扱いされてしまうこともあるかもしれません。そんなとき、つい「ここはアンタの庭かい!」と思ってしまったりもしますが、口に出してはいけません(笑) 彼らも悪気があるわけではないんです。

逆に、そういう方々を見かけたらまずはあいさつをし、邪魔にならない程度にいろいろ質問してみましょう。

彼らは必ずしも「他人」が来ることを嫌がっているのではありません。「星に興味がないのに邪魔をする人」を疎んじているのです。あなたが星のことを知りたがっているのだとわかれば、むしろ親切に応対してくれるかもしれません!(多分、ですが)

見たい星座があるなら教えてもらうもよし、今観測している天体について教えてもらうもよし。運がよければ、今使っている望遠鏡を覗かせてくれるかも?!

基本的に、星が好きな人に悪人はあまりいないと思いますよ…まあ、偏屈な人やヘソ曲がりな人はいますけどね…(笑)

2025年追記:24年前に書いたこの“マナー”、たまにこの手のトラブルがあるようだったので、一般の方もマイナールールを知っておいたほうがトラブルを防げるかな、と記したものです。 今ではきっと、こういうこと(天文マニアのルール強要)も少なくなった…んじゃないかなあ?? まだあるのかな…

何にしても安全第一なので、必要な場面では無理にライトを消したりせず、自分ができる範囲で、周りの人にも気遣いを。それだけできっと、楽しい星見になりますよ!  

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