1月の星空
この時期、新春とはいいながら、寒さはいよいよ本格的になってきます。夜空の星も冬真っ盛り!今が見ごろですよ~!
ただし防寒対策はくれぐれも厳重に!風邪など引かないようお気をつけくださいね。
1月の星図(東京)
ほぼ同じ星空が見える時刻(月・惑星は除く) 1日:22時頃/15日:21時頃/30日:20時頃
星図に示した時間、南の空には冬の王者オリオン座が見えていますね。砂時計のような星の並びは、皆さんきっとよくご存知でしょう。
オリオンは、東側におおいぬ座、こいぬ座の2匹の猟犬を従え、西側のおうし座とにらみあっています。
きらびやかでゴージャスな冬の星空。今あげた星座の中に、すでにベテルギウス、リゲル、シリウス、プロキオン、アルデバランの五つの1等星が含まれているんですよ!
ところで、冬の1等星は全部で七つありますが、残る二つは、何座の、何という星でしょう?
その二つを探すため、オリオン座から真上(真北)に目を移してみましょう。
本当の空で探す場合は、南を向いて立ち、頭の真上よりもさらに後ろ(北)側を、そっくり返るようなつもりで見てみてくださいね。すると、黄味がかった明るい星が見つかります。それが、ぎょしゃ座の1等星カペラです。これで、まず一つ見つかりましたね。
もう一つは、カペラからたどって探してみましょう。
カペラから東のほうに目を移していくと、同じくらいの明るさの星が二つ、なかよく並んでいるのが見つかります。でもよく見ると、東側のほうが少し明るいのがわかるはずです。それがふたご座の頭に輝く星、カストルとポルックスです。
…あれ?残る1等星はあと一つなのに、明るい星が二つ見つかってしまいましたね!実はこの二つの星は明るさが少し違うために、西側のカストルは2等星、東側のポルックスは1等星に分類されているんです。つまり、ポルックスが七つ目の1等星になります。