2月の星空
2月といえば、節分、立春と、かすかに春の足音も聞こえてくるころですね。とはいえ、星空も気温もまだまだ冬の真っ只中です。星を見るときには万全の防寒対策を!
2月の星図(東京)
ほぼ同じ星空が見える時刻(月・惑星は除く) 1日:22時頃/15日:21時頃/28日:20時頃
星図に示した時間、冬の大三角がほぼ南中していますね。冬の大三角とは、オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンをつないだ大きな三角形。砂時計のようなオリオン座の並びとともに、冬の夜空でもっとも目立つ星の並びです。
また、大三角ほどメジャーではありませんが、冬のダイヤモンドもちょうど見やすい時期です。こちらは、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲル、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラをつないで描く、大きな六角形です。日本から見える冬の1等星は全部で七つですから、これを覚えれば冬の1等星のほとんどを覚えることができますね。
では、残る一つは何でしょう?
そう、大三角の星、オリオン座のベテルギウスです。ベテルギウスは六角形の真ん中にあたるので、ハンカチ落としのオニのような具合になって、つながれていないんですね!