5月の星空
地上は春から初夏に移り変わる時期。南の空には、少々出足が遅い春の星座が大々的に展開していますよ!
ゴールデンウィークあけは、新生活の疲れが出るころかもしれませんね。そんなときには夜空を見上げて、春の星座のように慌てずのんびりいきましょう!
5月の星図(東京)
ほぼ同じ星空が見える時刻(月・惑星は除く) 1日:22時頃/15日:21時頃/30日:20時頃
星図を見ると、南の空でおとめ座がほぼ南中していますね。まるでゴロンと寝そべっているようです(春は乙女だって眠いのだ!)。
名前の印象からか、楚々としたイメージのあるおとめ座ですが、実は全天で2番目に面積が広い、要するにデカイ星座なんですよ!ただ、スピカ以外にあまり目立つ星がないので、大きさが実感しにくいかもしれません。
では1番面積が広い星座はというと、同じく春の星座、うみへび座です。頭の先はかに座の下、背中にはからす座を乗せ、しっぽの先は夏の星座てんびん座のあたりにあるという、とにかく長~い星座です。星がよく見えるところでは、頭にあたる星の並びが見つけられるはずです。そこから東に連なる星をつないでみてくださいね。
うみへび座のしっぽをたどっていくと、南東の空には早くもさそり座のアンタレスが見ています。ひときわ赤い色が目につきます。そして北東の空には、こと座のベガも見え始めました。七夕の織姫星です!もう夏の星が登場するなんて、星空の移り変わりは早いですねぇ…。