12月の星空
比較的温暖な東京でも、この時期一気に冬めいてくると、体が寒さになれずツラいものです。一方で関東は晴れる日が多くなり、星が見やすいシーズンに入ります!寒い!けど見たい!
星を見に行く際には、バッチリ防寒をしてお出かけくださいね。
12月の星図(東京)
ほぼ同じ星空が見える時刻(月・惑星は除く) 1日:22時頃/15日:21時頃/30日:20時頃
星図に示した時間、いよいよ冬の1等星たちが東の空に勢ぞろいしています。
ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲル、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、そしてふたご座のポルックスをつなぐと大きな六角形になりますよね!一体誰が名づけたのか、これを冬の大六角形ともしくは冬のダイヤモンド呼んでいます。ん~、ダイヤモンドにしては、ちょっといびつですが…でもまあ、冬の星空のゴージャスな雰囲気が出た呼び名ですよね!(でも私はどちらかというと本物のダイヤのほうが…ムニャムニャ)
一方、南の空は明るい星もなく、少し寂しく見えるかもしれません。
このポッカリ空いた(ように見える)ところは、エリダヌス座という川の星座になっています。川の南端は本州からは見えませんが、沖縄など緯度の低い地域ではアケルナルという1等星が輝いているのが見えるはずです。
エリダヌス座の西側には、秋の星座くじら座が、後ずさりするような姿で見えています。これから徐々に西に傾き、冬の星座に主役を明け渡すことになります。
なお今月の中ごろにはふたご座流星群が見られます。観測する際には、くれぐれも厳重な防寒を!